― 心地よく、おしゃれに暮らすためのトイレ・ベッド・給水器 ―
猫と暮らしてみて初めて、「この子たちの身体は、私たちとまったく違う」ということを実感する。
彼らは繊細で、体の構造も、生活リズムも、気分の波も人間と全然違う。
だからこそ――
猫グッズを選ぶとき、「おしゃれ」や「省スペース」よりも、**“猫の身体が快適か”**を一番に考えたいと思うようになった。
今回は、トイレ・ベッド・給水器。
暮らしに欠かせないこの3つのアイテムを、猫の身体に寄り添って選ぶための視点をまとめてみました。
🪠1|猫のトイレは「本能と安心感」で選ぶ
猫はとてもきれい好きで、においや足元の感触に敏感な生き物。
だからトイレは、“人が見て可愛い”よりも、猫が安心できる空間であることが第一条件。
📝猫の身体的特徴:
トイレ後に砂をかけてにおいを隠す=安心できる場所が必要 高齢になると、出入りしやすい段差の低さや広さも大切
✔選ぶときのポイント:
カバー付きタイプはニオイ対策&生活感の軽減に◎ ただし狭すぎるとストレスになるので、ゆとりあるサイズを。オープンタイプは通気性がよく、掃除もラク 足腰に負担がかかりにくく、シニア猫にも向いている
🪞おしゃれに見せたい場合は、「カバーや周辺のマットでトーンを揃える」のがコツ。
本体は“猫の使いやすさ最優先”で選ぶのが、結果的に長く愛せる選び方になる。
🛏️2|猫のベッドは「体温調節と安心感」で選ぶ
猫は、自分の体温と環境の温度を繊細に感じ取る生き物。
そして、安心できる“囲われた空間”を本能的に好む。
📝猫の身体的特徴:
平均体温は38〜39度、人より高め 眠っている時間は1日約15時間以上 音や視線に敏感で、「背中を預けられる場所」が好き
✔選ぶときのポイント:
夏:通気性の良いメッシュ系 or 接触冷感素材 冬:ドーム型 or 毛足のある丸型ベッド 洗える素材・滑り止め付きで、ケアと安全性も◎
🪞空間になじませたいときは、「くすみカラー」「布製」「低めのフォルム」がおすすめ。
猫が安心してくつろげる場所は、暮らしの空気もやさしく整えてくれる。
💧3|給水器は「腎臓と清潔さ」で選ぶ
猫はもともとあまり水を飲まない動物。
でも、それが原因で腎臓病になる子がとても多いのも事実。
だから、“水を飲んでもらう”ための環境作りがとても重要。
📝猫の身体的特徴:
野生時代の名残で、水をあまり欲しがらない 腎臓が弱く、脱水が命にかかわることも 動く水に興味を示す個体が多い(=自動給水器向き)
✔選ぶときのポイント:
音が静か&お手入れしやすいものを選ぶ フィルター付き自動給水器なら、鮮度も保てて安心 お皿タイプを使う場合も、陶器など清潔を保ちやすい素材を
🪞給水器は生活感が出やすいアイテムだけど、
最近はインテリアに馴染むミニマルなデザインもたくさん。
おしゃれと清潔の両立は、今やちゃんとできる時代。
特別編
我が家のアルは給水器とこのボウルを使っています🥣
前よりお水を飲む機会が増えた気がします
私たちが“うちの子”にできることは、
たくさんのモノを与えることではなく、ほんの少しの「選びかた」を変えることなのかもしれない。
「これは、猫の身体にとって心地いい?」
「この素材は、毎日安心して使える?」
そう考えながら選んだグッズは、きっと“猫にも私たちにも”やさしい。
そして、そんな選びかたこそが、静かに美しく暮らすための第一歩なのだと思う。
🔗→ 実例&レビュー記事を読む(リンク)
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